お酒(アルコール)と健康 「アルコールの障害」
アルコール性臓器障害
お酒を飲まれる方の中には、肝臓が気になる方が多いと思います。 アルコールのほとんどは、肝臓で分解されるので、お酒を毎晩飲まれる方の肝臓への負担は、大きいと思われます。 『沈黙の臓器』とも言われる肝臓は、ある程度悪くなっていても、自覚症状が出にくいと言われています。(肝臓は90%ぐらい悪くなっても、どうにか働いてくれます。) では、肝臓の機能低下を知るにはどうすれば良いのでしょうか? やはり、定期検診をお勧めします。 GOT、GPT、γGTPといった、血液検査数値を見たり聞いたりした事があると思います。 他にもまだ、肝機能を表わす検査数値があり、お医者さんは、それらの数値や画像診断、組織検査を総合的に見て診断を下します。 個人差もありますが、 1日量として、日本酒3合以上を5年以上飲んでいる方に、アルコール性肝障害の方が多く見られると言われています。 また、女性は、男性の 2/3くらいの飲酒量でも肝障害になりやすいとも言われています。 他にもアルコール性急性膵炎や慢性膵炎などもあります。 検査中...
アルコール性肝障害
飲み過ぎによる肝臓障害をアルコール性肝障害と言います。 アルコール性肝障害には、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝線維症、アルコール性急性肝炎、アルコール性慢性肝炎などがあり、進行すると肝硬変となります。 脂肪肝とは、肝細胞に多量の脂肪が蓄積した状態を言います。 アルコール性脂肪肝は、アルコールにより体内の脂肪が肝臓に移動し、肝臓が処理できない場合に、再度、中性脂肪に再合成され、脂肪肝となります。 脂肪肝自体は、運動不足や栄養過多によっても起こりますが、アルコール性脂肪肝の場合、断酒を行えば、数週間で治ると言われています。 しかし、脂肪肝をそのままにしておくと、肝線維症や肝炎に進展してしまいます。 肝線維症とは、肝臓内の線維が増加し、肝細胞を傷つけてしまう事を言います。 肝炎は、急性と慢性があり、急性肝炎の場合、多量の飲酒により肝細胞が急激に破壊された状態をいいます。 慢性肝炎は、以前アルコール性慢性肝炎と診断されていたものが、現在は、C型肝炎ウィルスにより発症している事がわかってきて、アルコールがこのウィルスの増殖に関与しているのではと言う意見もあり、今後の研究課題とされています。 そして、これらの症状が進行すると、肝硬変となります。 肝硬変とは、肝臓障害が肝臓全体に及んで肝臓内の線維が多くなり、肝臓が硬くなる状態を言います。 そのまま進行すると、肝臓が萎縮して小さくなっていきます。 日本人の場合、アルコール性肝硬変は、欧米に比べると少ないと言われています。 肝硬変治療の原則として言われているのが、高カロリー、高タンパク、高ビタミンによる食事療法です。 薬の服用も行われますが、これは肝臓病の治療というよりも、補助的な治療を目的として出せれている事が多いようで、一般的には、消化薬やビタミン剤などが用いられているようです。 しかし、何より大切なのは、肝障害が起こる前の日頃の予防です。 その為には、自分の飲酒量を把握しておく必要があると思います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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