牡蠣と貧血
通常は、「貧血=鉄分不足」というイメージがあり、貧血気味になったら、鉄分を多く含む食品を摂ります。 これは、が不足して起こる、「鉄欠乏性貧血」が多いためです。 貧血は、血液中の赤血球が減少、または働きが低下する事で起こります。 赤血球は、酸素を体の隅々まで運こび、二酸化炭素を受け取る役目を持っています。 その働きをしているのが、鉄を主成分とするヘモグロビンです。 しかし、鉄が不足すると、ヘモグロビンの働きが低下し、酸素を運べなくなり、体が酸欠状態となって貧血の症状を起します。(立ちくらみめまい・動悸・息切れ等) しかし、体内に鉄が十分あっても貧血は起こります。 それは、「」を多く含む、セルロプラスミンというタンパク質が、鉄をヘモグロビンの合成に利用できるようにするのに必要だからです。 従って、銅が不足すると、ヘモグロビンが合成できず、量の減少や働きの低下が起きます。 つまり、鉄と銅は一緒に摂る必要があるのです。 貧血の中でも、重い症状の「悪性貧血」は、ビタミンB12葉酸(ビタミンB群の一つ)が不足する事によって、赤血球が急激に減少したり、大きくなったりして起こります。 また、貧血には、最近増加傾向にある、「ビタミンB依存性貧血」があります。 これは、ヘモグロビンを作るタンパク質の合成に必要なビタミンBが不足して起こります。 このように、亜鉛、銅をはじめとし、赤血球やヘモグロビンの元となるタンパク質やビタミンB・B12も必要という事です。
 牡蠣と心臓
人間は、若い時は神経が柔軟で、心臓も活発に働きますが、年を取るにつれ神経の働きも衰え心臓の働きも弱くなります。 それに伴い、「心筋梗塞」や「脳梗塞」の心配も出てきます。 これには、コレステロールが関係しています。 血液中のコレステロールが多すぎると、血管壁に付着し、動脈硬化を招き、血圧も上昇します。 また、血液の粘りが増したり、血栓ができたりします。 コレステロールは元来、必要な成分です。 細胞が活発に働くように、細胞膜を強くしたり、ホルモンや胆汁の材料になったりします。 胆汁は、肝臓で作られ、消化された食物をで吸収する働きを持っています。
タウリンは、胆汁酸を多く作るように促進する働きがあり、また、胆汁酸と結びつき、胆汁酸を体外に排出されやすくする働きも持っています。 つまり、胆汁酸が減る事により、体内のコレステロールも減るという訳です。 従って、コレステロールを減らす役割を持つのが、「タウリン」というわけです。 タウリンには、心臓などの神経を調節する、神経伝達物質としての働きもあります。 これは、心臓の働きを調整する、神経同士の刺激の伝達に強弱をつけ、心臓全体の働きを調節する働きをします。 カキの栄養素の中では、このタウリンの含有量が最大です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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